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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/07/25 18:00, 提供元: フィスコ 25日の香港市場概況: ハンセン1.1%安で6日ぶり反落、ネット株に売り*18:00JST 25日の香港市場概況: ハンセン1.1%安で6日ぶり反落、ネット株に売り25日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比278.83ポイント(1.09%)安の25388.35ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が107.13ポイント(1.16%)安の9150.49ポイントと6日ぶりに反落した。売買代金は2817億6960万香港ドル(約5兆3000億円)に縮小している(24日は2948億1090万香港ドル)。 利益確定売りが先行する流れ。ハンセン指数はこのところ上昇基調を強め、足もとでは約3年8カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。様子見ムードも漂う。来週は閣僚級の米中貿易協議が開催されるほか、中国では月末までに、下半期の政策方針を決定する中央政治局会議が開かれる予定だ。また、中国では27日に6月の工業企業利益、31日に7月の製造業PMIと非製造業PMIなどが公表される。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。米中の貿易協議が進展するとの見方が相場を下支えた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が4.9%安、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が3.4%安、フードデリバリーの美団(3690/HK)が3.2%安、電子商取引の京東集団(9618/HK)が2.1%安。ネット株の下げが目立った。中国政府は24日、「価格法」改正案を発表している。不当な価格競争を是正する狙いで、特にオンラインプラットフォーム企業に対する規制を強化するものと受け止められた。 セクター別では、自動車の一角が安い。比亜迪(BYD:1211/HK)が1.9%、小米集団(1810/HK)が1.8%、理想汽車(2015/HK)が1.6%、北京汽車(1958/HK)が1.3%ずつ下落した。 半面、医薬セクターはしっかり。薬明生物技術(2269/HK)が5.5%、無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が2.0%、中国生物製薬(1177/HK)が0.9%ずつ上昇した。うち薬明生物は、前日に続き中間業績の増益見通しが買い手がかりとなったほか、米中摩擦の緩和期待も追い風となっている。 他の個別銘柄では、プリント配線基板(PCB)材料の建滔集団(148/HK)が8.3%値上がり。同社は前日引け後、2025年6月中間期に70%超の増益見通しを明らかにした。同じく増益見通しを発表した霊宝黄金集団(3330/HK)も5.9%高で引けた。 本土市場は7日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.33%安の3593.66ポイントで取引を終了した。食品など消費関連が安い。資源・素材、金融、公益なども売られた。半面、不動産は高い。電子や自動車の一角も買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |