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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/07/18 18:00, 提供元: フィスコ 18日の香港市場概況: ハンセン1.3%高で反発、中国の保険・証券に買い*18:00JST 18日の香港市場概況: ハンセン1.3%高で反発、中国の保険・証券に買い18日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比326.71ポイント(1.33%)高の24825.66ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が133.37ポイント(1.51%)高の8986.47ポイントと3日ぶりに反発している。ハンセン指数は2022年2月以来、約3年5カ月ぶりの高値水準を回復した。売買代金は2386億9060万香港ドル(約4兆5351億円)となっている(17日は2364億1250万香港ドル)。 米株高が好感される流れ。昨夜の米株市場は、米経済指標の改善で景気懸念が薄らぐ中、ナスダック指数は史上最高値を連日更新した。米中通商交渉の進展が期待されていることも、改めて材料視されている。ベッセント米財務長官は先ごろ、「貿易問題を巡る米中協議は非常に良好な状況にある」と述べ、中国の何立峰・副首相と近く会談する意向を示した。また、「トランプ米大統領は中国に対する態度を軟化させえている」とも伝わっている。米中間の関税一時停止措置の期限(8月12日まで)に関しては、延期されるとの見方が広がった。指数は取引時間中の上げ幅を削る場面がみられたものの、引けにかけて上昇の勢いを再び増している。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、宅配サービス中国大手の中通快逓(2057/HK)が6.5%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が5.1%高、がん・中枢神経疾患治療薬主力の翰森製薬集団(3692/HK)が4.5%高と上げが目立った。 セクター別では、中国の保険・証券が高い。中国人寿保険のほか、中国太平洋保険集団(2601/HK)が5.2%、新華人寿保険(1336/HK)が2.8%、中国平安保険(2318/HK)が2.6%、第一上海投資(227/HK)が9.8%、広発証券(1776/HK)が5.0%、招商証券(6099/HK)が4.2%ずつ上昇した。 非鉄・産金セクターもしっかり。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.0%高、中国宏橋集団(1378/HK)が3.4%高、中国アルミ(2600/HK)が2.2%高、霊宝黄金(3330/HK)が6.2%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.5%高で引けた。 クラウドや人工知能(AI)技術の銘柄も物色される。金山雲(3896/HK)が8.7%高、金蝶国際軟件集団(268/HK)が7.3%高、微盟集団(2013/HK)が3.0%高、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が10.4%高、北京第四範式智能技術(6682/HK)が1.4%高で取引を終えた。 半面、マカオ・カジノ株はさえない。澳門博彩HD(880/HK)が3.3%、新濠国際発展(200/HK)が3.1%、美高梅中国HD(2282/HK)が2.8%、永利澳門(1128/HK)が1.7%ずつ下落した。 本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.50%高の3534.48ポイントで取引を終了した。非鉄・レアアースが高い。軍需産業、医薬、消費関連、金融、エネルギーなども買われた。半面、ハイテクの一角は安い。公益、自動車も売られた。 亜州リサーチ(株) 《AK》 記事一覧 |