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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/07/18 17:15, 提供元: フィスコ 18日の中国本土市場概況: 上海総合0.5%高で続伸、非鉄・レアアースに買い*17:15JST 18日の中国本土市場概況: 上海総合0.5%高で続伸、非鉄・レアアースに買い18日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.66ポイント(0.50%)高の3534.48ポイントと続伸した。2022年1月以来、約3年半ぶりの高値水準を再び切り上げている。 前日の好地合いを継ぐ流れ。米中通商交渉の進展期待などが引き続き支えとなっている。ベッセント米財務長官は先ごろ、「貿易問題を巡る米中協議は非常に良好な状況にある」と述べ、中国の何立峰・副首相と近く会談する意向を示した。また、「トランプ米大統領は中国に対する態度を軟化させえている」とも伝わっている。米中間の関税一時停止措置の期限(8月12日まで)に関しては、延期されるとの見方が広がった。ただ、中国発の新規材料に乏しい中で上値は限定的。月次の中国経済統計は週前半までにほぼ出揃い、今月発表の主要な経済指標では、27日に6月の工業企業利益、31日に7月の製造業PMIと非製造業PMIを残すのみとなる。また、中国では今月下旬、下半期の政策方針を決定する中央政治局会議が開かれる予定だ。内容を見極めたいとするスタンスも強まっている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、非鉄・レアアースの上げが目立つ。廈門タングステン業(600549/SH)が3.1%高、江西銅業(600362/SH)が1.7%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が1.5%高、中国北方稀土(600111/SH)が9.9%高、広晟有色金属(600259/SH)が1.9%高で引けた。 軍需産業株も物色される。航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が8.3%高、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が3.1%高、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が2.9%高、監視レーダーなど電子機器メーカーの四創電子(600990/SH)が1.9%高、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が1.7%高で取引を終えた。医薬株、消費関連株、金融株、エネルギー株なども買われている。 半面、このところ上昇が続いていたハイテク株の一角は安い。携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が3.8%、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が2.2%、ディスプレー部品の彩虹顕示器件(600707/SH)が1.6%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が1.4%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が0.7%ずつ下落した。公益株、自動車株も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.35ポイント(0.14%)高の260.49ポイント、深センB株指数が2.55ポイント(0.20%)高の1254.82ポイントで引けた。 亜州リサーチ(株) 《AK》 記事一覧 |