|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/08/01 17:12,
提供元: フィスコ
1日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で続落、石油・石炭株に売り
*17:12JST 1日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で続落、石油・石炭株に売り
1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比13.26ポイント(0.37%)安の3559.95ポイントと続落している。約2週ぶりの安値水準に落ち込んだ。
中国景況感の悪化が引き続き重し。前日公表された国家統計局などによる7月の製造業PMIは49.3と市場予想(49.7)に届かず、景況判断の境目となる50を4カ月連続で下回っている。また、きょう取引時間中に発表された7月のS&Pグローバル中国製造業PMI(民間集計)は予想(50.2)を下回る49.5で着地。景況判断の境目となる50を再び割り込んだ。そのほか、米利下げ期待の後退や、米関税政策の不透明感も相場の足かせとなっている。ただ、下値は限定的。中国景気の鈍化懸念が強まる中、当局は経済対策を強めるとの見方が改めて浮上している。指数はプラス圏で推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、石油・石炭の下げが目立つ。中国石油化工(600028/SH)が5.3%安、中国石油天然気(601857/SH)が4.1%安、中国神華能源(601088/SH)が1.6%安で引けた。原油相場の先安感が逆風。米関税政策が世界経済を押し下げ、エネルギー需要も鈍化するとの見方がくすぶっている。トランプ米大統領は7月31日(日本時間7月31日午前)、69の貿易相手国・地域からの輸入品に10〜41%の相互関税を課す大統領令に署名した。新たな関税率は7日後に発効する。
ハイテク株も安い。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.7%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.2%、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が2.5%、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が1.9%ずつ下落した。不動産、医薬、軍需産業、素材、証券なども売られている。
半面、自動車株はしっかり。北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が8.4%、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.7%、重慶千里科技(601777/SH)と賽力斯集団(601127/SH)がそろって1.2%ずつ上昇した。銀行、電力設備、運輸の一角も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.70ポイント(0.26%)高の265.50ポイント、深センB株指数が4.22ポイント(0.33%)高の1284.17ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
《CS》
記事一覧
2025/08/04 13:33:日東紡---大幅続落、第1四半期堅調決算も短期的な出尽くし感先行
2025/08/04 13:28:カシオ計---大幅反落、中国苦戦で第1四半期は2ケタ減益に
2025/08/04 13:26:ヤマハ---大幅反落、関税の影響を反映して業績予想を下方修正
2025/08/04 13:25:イビデン---大幅反発、第1四半期上振れで通期予想はコンセンサス上回る水準に上方修正
2025/08/04 13:21:UNITED---もみ合い、26年3月期第1四半期の業績を発表
2025/08/04 13:13:FRONTEO---続落、信用取引規制を嫌気
2025/08/04 13:12:東京為替:ドル・円は伸び悩み、買戻し一服
2025/08/04 13:02:アクアライン---続落、ザ・サン・ストラテジック・ソリューションズからの損害賠償請求訴訟の提起に係る訴状受領を発表
2025/08/04 12:57:ヤマハ---大幅反落、関税の影響を反映して業績予想を下方修正
2025/08/04 12:55:後場の日経平均は665円安でスタート、ディスコやアドバンテストなどが下落
2025/08/04 12:34:日経平均寄与度ランキング(前引け)〜日経平均は大幅続落、ファーストリテとリクルートHDの2銘柄で約189円押し下げ
2025/08/04 12:30:後場に注目すべき3つのポイント〜米雇用統計を受け警戒感広がる
2025/08/04 12:17:注目銘柄ダイジェスト(前場):大塚商会、コカBJH、コラボスなど
2025/08/04 12:17:東京為替:ドル・円は小じっかり、ドルに買戻し
2025/08/04 12:12:米雇用統計を受け警戒感広がる
2025/08/04 12:10:日経平均は大幅続落、米雇用統計を受け警戒感広がる
2025/08/04 12:08:アンジェス Research Memo(8):遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指す
2025/08/04 12:07:アンジェス Research Memo(7):2025年12月期第1四半期の営業損失が縮小。Emendo関連で費用削減
2025/08/04 12:06:アンジェス Research Memo(6):拡大新生児スクリーニング検査の能力増強時期を2026年以降とする可能性
2025/08/04 12:05:アンジェス Research Memo(5):OMNIプラットフォームはゲノム編集技術のなかでも安全性の高さに強み
|