|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/07/07 16:43,
提供元: フィスコ
米関税政策への警戒から神経質な展開【クロージング】
*16:43JST 米関税政策への警戒から神経質な展開【クロージング】
7日の日経平均は3営業日ぶりに反落。223.20円安の39587.68円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えた。手掛かり材料に欠けるなか、米国の相互関税の上乗せ分の停止期限となる9日が迫っていることへの懸念が投資家心理の重荷になった。前週末に業績予想の下方修正を発表した安川電<6506>が10%を超える急落になったことも神経質にさせた。積極的な売買は手控えられるなか、39500円〜39800円辺りでのレンジ推移になった。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が6割近くを占めた。セクター別では、サービス、小売、陸運、パルプ紙など8業種が上昇。一方、銀行、非鉄金属、鉄鋼、ゴム製品、証券商品先物など24業種が下落。その他製品が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、リクルートHD<6098>、ディスコ<6146>、良品計画<7453>、ベイカレント<6532>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、TDK<6762>が軟調だった。
トランプ米大統領は6日、貿易相手国・地域に新たな関税率を通知する書簡について「7日に12カ国か15カ国に送る」と記者団に明らかにした。トランプ政権の関税の引き上げへの警戒感から買い見送りムードが広がった。一方、四半期売上高速報が当初計画を上回ったディスコが大幅に反発したほか、コジマ<7513>やラウンドワン<4680>など内需関連株に値を上げる銘柄が増加した。
9日の猶予期限を前に投資家は動きにくく、目先の利益を確保する売りが優勢となったようだ。関税が実施されれば、自動車メーカーなどはサプライチェーン(供給網)の再構築を迫られるなど、業績悪化につながるのは確実で、それが地域経済の冷え込みにつながり、ひいては国内景気の悪化にも発展しかねず、投資家は慎重姿勢となるのは間違いないだろう。目先はその影響を見極めるまでは動きにくく、押し目を拾うスタンスで望みたいところだ。
《CS》
記事一覧
2025/07/10 15:44:7月10日本国債市場:債券先物は138円73銭で取引終了
2025/07/10 15:33:日経平均大引け:前日比174.92円安の39646.36円
2025/07/10 15:29:DLE---ストップ高買い気配、日本アジア投資との業務提携を期待材料視
2025/07/10 15:28:マニー---続落、ダイヤバー自主回収の影響などで減益見通しに下方修正
2025/07/10 15:19:朝日インテック:PCIガイドワイヤー世界首位、成長著しい低侵襲治療おけるグローバル企業
2025/07/10 15:08:ステラケミファ:半導体産業などにフッ素高純度薬品を供給、中計では3年間累計で総還元性向100%以上を目標
2025/07/10 15:01:東京為替:ドル・円は伸び悩み、クロス円は堅調
2025/07/10 15:00:出来高変化率ランキング(14時台)〜ラクトJPN、古野電気などがランクイン
2025/07/10 14:54:日東紡績:AI・半導体を支えるスペシャルガラスを製造・販売するグローバル・ニッチNo.1企業
2025/07/10 14:52:日経平均は270円安、企業決算や米経済指標に関心
2025/07/10 14:52:東京為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見
2025/07/10 14:36:鶴見製作所:水中ポンプ専業メーカー、モータ内製化と欧州M&Aなどで更なる成長を狙う
2025/07/10 14:07:日経平均VIは小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず
2025/07/10 14:04:東京為替:ドル・円はやや失速、本日高値を意識
2025/07/10 14:02:ヤマダホールディングス:LIFE SELECT店舗の出店戦略が本格化、「くらしまるごと」戦略の総仕上げで成長加速へ
2025/07/10 14:02:出来高変化率ランキング(13時台)〜オンコリス、サイゼリヤなどがランクイン
2025/07/10 13:57:リケンNPR---アメリカ・ミシガン事業所閉鎖
2025/07/10 13:55:プログリット---配当予想の修正(増配)
2025/07/10 13:55:日経平均は254円安、戻りの鈍い展開
2025/07/10 13:53:プログリット---3Qも2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表
|