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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/07/15 18:00,
提供元: フィスコ
15日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で4日続伸、テック指数は2.8%上昇
*18:00JST 15日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で4日続伸、テック指数は2.8%上昇
15日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比386.80ポイント(1.60%)高の24590.12ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が144.36ポイント(1.65%)高の8877.10ポイントと4日続伸した。ハンセン指数は3月19日以来、約4カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は2884億30万香港ドル(約5兆4276億円)に拡大した(14日は2103億6260万香港ドル)。
前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が続いているほか、米中対立の警戒感が薄れたことも引き続き支えとなっている。GPU大手エヌビディア(NVDA/NASDAQ)のジェンスン・ファン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)は15日、米政府が対中輸出を制限してきた人工知能(AI)チップ、「H20」の販売を正式に承認したと発表した。取引時間中に公表された中国経済指標をにらみながら、ハンセン指数は一時マイナス圏に沈んだものの、引けにかけて再び上昇の勢いを増している。中国経済指標は総じて弱い内容だった。今年4〜6月期GDP成長率に関しては、実質ベースで前年同期比5.2%と前四半期(1〜3月)の5.4%から伸びが縮小している。そのほか、6月の小売売上高と1〜6月の固定資産投資は下振れし、1〜6月の不動産開発投資は落ち込みが拡大した。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が7.5%高、中国電子商取引(EC)大手の阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)が7.0%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が4.9%高と上げが目立った。
セクター別では、自動車が高い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.1%、蔚来集団(9866/HK)が3.9%、小鵬汽車(9868/HK)が2.8%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.5%ずつ上昇する。アリババや新興EVなどが寄与し、ハンセン科技(テック)指数は2.8%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
クラウドや人工知能(AI)技術の銘柄も物色される。金山雲HD(3896/HK)が16.8%高、万国数拠HD(9698/HK)が12.2%高、北京第四範式智能技術(6682/HK)が6.4%高、商湯集団(センスタイム・グループ:20/HK)が2.5%高と値を上げた。
部材や組立などスマートフォン関連もしっかり。瑞声科技HD(2018/HK)が6.2%高、高偉電子(1415/HK)が5.6%高、丘タイ科技(1478/HK)が3.3%高、富智康集団(2038/HK)が7.7%高で引けた。
半面、中国不動産セクターは安い。遠洋集団HD(3377/HK)が6.9%、雅居楽集団HD(3383/HK)が5.9%、世茂集団HD(813/HK)が4.7%、中国奥園集団(3883/HK)が3.7%ずつ下落した。
そのほか、中間決算の赤字転落見通しを明らかにした製紙大手の山東晨鳴紙業集団(1812/HK)が10.3%安、エチレンメーカー中国最大手の中国石化上海石化(338/HK)が6.6%安と値を下げている。
本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3505.00ポイントで取引を終了した。不動産が安い。消費関連、発電、金融、資源・素材、インフラ関連、空運なども売られた。半面、自動車は高い。医薬、ハイテクの一角も買われた。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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