トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/06/22 12:02,
提供元: フィスコ
コニシ Research Memo(2):国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカー。幅広い製品群で工事事業も拡大中
*12:02JST コニシ Research Memo(2):国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカー。幅広い製品群で工事事業も拡大中
■事業概要
1. 主要な事業セグメント
コニシ<4956>は、「ボンド」「化成品」「工事事業」の3セグメント及びその他で事業を展開している。2026年3月期の売上高比率(内部調整前)は、ボンド54.4%、化成品28.7%、工事事業16.9%となっている。また営業利益(同)の比率ではボンドが64.1%、化成品が13.5%、工事事業が22.4%となっている。化成品の利益の比率が低いのは、同事業が仕入販売を行う商社事業であるのに対して、ボンド及び工事事業は自社で製造・販売・エンジニアリング等を行っているためである。
以前からの「その他」(主に不動産賃貸事業)は、2026年3月期から「営業外収益」に計上されており、セグメントからは外れている。
(1) ボンド
ボンドでは、主に一般家庭用、住宅・建材用、産業資材用の各種接着剤、シーリング材及びワックス・両面テープ等の製造・販売を国内外で行っている。アイテム数は「ボンド」のブランドが付く商品だけで3,000以上のアイテムに上り、業界での品揃えは国内で群を抜いている。また、連結子会社のサンライズ(株)では主に戸建て用の建築用シーリング材や自動車用シール材・接着剤を製造・販売している。もう1つの連結子会社ウォールボンド工業(株)は壁紙用接着剤の製造・販売を行っている。
(2) 化成品
化成品では石油化学製品、合成樹脂、工業用薬品全般、電子機能性材料の仕入販売を行っており、主たる業務は商社的な事業である。最近では自社製品の開発推進や取り扱い商材の拡大などを行い、商社の持つルートの強みを生かした施策に取り組んでいる。
(3) 工事事業
工事事業は、子会社のボンドエンジニアリング(株)、コニシ工営(株)、近畿鉄筋コンクリート(株)、角丸建設(株)、中信建設(株)、中井土木(株)※で手掛ける工事請負事業である。工事請負事業は、主に官公庁、鉄道会社、道路公団等から発注された道路、鉄道、トンネル、橋梁などの補修・改修・補強工事を請負うものである。同社の場合は接着剤メーカーとしてのノウハウや経験を生かした補修・改修・補強工事を専門で行っているのが特色だ。
※ 2026年1月から同社の連結子会社となった。
2. 市場シェアと競合企業
主力製品である合成接着剤においては生産量ベースでの市場シェアは10%強の水準と推計され、ここ数年はわずかながら上昇トレンドにある。また、金額ベースのシェアにおいては12〜13%(建設用シーリング材を除く)と、数量・金額ともに国内市場でトップクラスである。
主な競合企業は、一般家庭用ではセメダイン(株)、住宅関連用では主にアイカ工業<4206>、(株)オーシカなどである。建設シーリング材ではサンスター技研(株)、シーカ・ジャパン(株)などと競合する。建設・土木用では、接着剤ではショーボンドマテリアル(株)(旧 ショーボンド化学(株))との競合となるが、実際の工事現場では子会社のボンドエンジニアリングがショーボンド建設(株)と競合する格好となっている。また、工場生産用ではレゾナック・ホールディングス<4004>、ヘンケルジャパン(株)やオーシカ等が競合大手である。また、エレクトロニクス製品の生産用ではセメダインや(株)スリーボンドと競合するが、両面テープまで広げると日東電工<6988>やスリーエムジャパン(株)が競合企業として挙げられる。
3. 特色、強み
同社の特色、強みを要約すると以下のようになる。
(1) ブランド力
同社の最大の強みは「ボンド」の持つ圧倒的なブランド力である。一般家庭向けの「ボンド木工用」から建築用、産業用の「ボンド」まで、老若男女を問わず誰もが「ボンド」の名を知っている。
(2) 製品ラインナップと販売網
製品ラインナップが豊富なことも同社の特色である。幅広い製品ラインナップを揃えているため、需要先も土木、建設、住宅、自動車、電機など多岐にわたっている。そのため、業績は特定の業種や製品に左右されにくく、企業としての収益基盤は安定している。これも同社の強みである。
(3) 接着剤専業メーカーとしての強み
前述のように、セメダインを除いた多くの競合企業は接着剤の専門メーカーではなく、化学品メーカーが多い。言い換えれば、競合企業にとって接着剤は本業ではなく1つの事業でしかない。これに比べて同社は接着剤専業メーカーであるため、顧客からの信頼は厚い。これも同社の特色であり、強みと言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《HN》
記事一覧
2026/08/02 09:00:過去最安値圏のインドネシアルピア【フィスコ・コラム】
2026/08/01 16:54:来週の相場で注目すべき3つのポイント:主要企業決算、米ISM製造業・非製造業景況指数、米雇用統計
2026/08/01 16:06:国内外の注目経済指標:米雇用の底堅さが確認されればドル買い要因に
2026/08/01 16:05:為替週間見通し:ドルは底堅い展開か、日本の追加介入に警戒もドル買い継続で
2026/08/01 16:04:新興市場見通し:日韓生成AI株高でリスク選好回復、防衛関連はドローンから宇宙関連に人気移行か
2026/08/01 16:03:米国株式市場見通し:ハイパースケーラー株高が半導体株反発のリード役となるか
2026/08/01 16:01:国内株式市場見通し:週末にかけて急反発したAI・半導体株のリバウンドの持続性が焦点に
2026/08/01 15:58:国内株式市場見通し:週末にかけて急反発したAI・半導体株のリバウンドの持続性が焦点に
2026/08/01 15:57:新興市場見通し:日韓生成AI株高でリスク選好回復、防衛関連はドローンから宇宙関連に人気移行か
2026/08/01 15:56:米国株式市場見通し:ハイパースケーラー株高が半導体株反発のリード役となるか
2026/08/01 14:52:ユーロ週間見通し:底堅いか、追加為替介入に警戒も域内景況感の改善を好感
2026/08/01 14:52:英ポンド週間見通し:下げ渋りか、追加介入への警戒と英利上げ観測後退で
2026/08/01 14:51:為替週間見通し:ドルは底堅い展開か、日本の追加介入に警戒もドル買い継続で
2026/08/01 14:50:国内外の注目経済指標:米雇用の底堅さが確認されればドル買い要因に
2026/08/01 07:59:米国株式市場は続伸、堅調な経済指標や企業決算を好感
2026/08/01 07:52:NY債券:下落、FOMC後に利上げ観測が強まり金利上昇
2026/08/01 07:49:NY原油先物:反発、対ロシア制裁警戒と中東情勢緊迫化で買い優勢
2026/08/01 07:47:NY金先物:反落、ドル持ち直しと利上げ観測再燃が重し
2026/08/01 07:32:前日に動いた銘柄 part2菊水HD、日本電子材料、フェローテックなど
2026/08/01 07:15:前日に動いた銘柄 part1トーメンデバイス、キオクシアHD、KOKUSAIなど