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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/06/09 13:46,
提供元: フィスコ
サクシード Research Memo(6):単体は増収増益と順調な決算
*13:46JST サクシード Research Memo(6):単体は増収増益と順調な決算
■サクシード<9256>の業績動向
1. 2026年3月期の業績動向
2026年3月期の連結業績は、売上高が4,289百万円(前期比23.6%増)、営業利益が354百万円(同6.9%減)、経常利益が356百万円(同6.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が246百万円(同5.1%減)となった。連結ではM&A費用を主因に減益となったが、単体では教育人材支援事業の好調などにより増益となった。また、M&Aを織り込んでいない期初予想と比較して、売上高で285百万円、営業利益で36百万円の過達となるなど、実態は好調であった。
日本の教育・福祉領域においては、慢性的な人手不足が続いている。教育現場では、教員不足や長時間労働が深刻化するなか、AIを活用した校務DXや学習指導の効率化が、今後の教育インフラとして重要性を高めている。文部科学省のガイドラインに基づいて、生成AIを安全かつ効果的に活用する動きが全国の学校現場に広がっている。AIは単なる学習支援ツールにとどまらず、教育格差の是正や教員の負担軽減を担う重要な存在になりつつある。また、児童発達支援・放課後等デイサービスでは、2024年度の報酬改定を契機に、サービスの質や専門性がより重視される市場環境へと変化している。従来の「預かり型」または「療育型」という区分から、長時間受け入れと専門的支援を両立するサービスへのニーズが高まっており、事業所間の選別が進んでいる。
こうした環境下、同社の既存事業(単体)は、福祉人材支援事業と教育人材支援事業がけん引して2ケタ増収と、引き続き安定した成長を達成した。加えて、今後の成長領域への展開を加速するため、教育向けAIプラットフォーム事業を行うみんがくと、児童発達支援・放課後等デイサービス事業を行うunicoの株式を取得し、グループの事業領域を拡大、連結売上高は20%を超える増収となった。この子会社2社がグループに加わったことにより、同社は従来の教育・福祉人材サービスに加え、教育AI及び児童福祉という成長基盤を獲得できたため、新たなセグメントとして開示することになった。今後は、人材サービスに強みを持つ同社、教育AI領域のみんがく、児童福祉領域のunicoの3社連携を進めることで、教育・福祉業界における課題を解決するインフラ企業として、企業価値を向上させる。なお、個別指導教室事業と家庭教師事業のエリア拡大を目的に東海支社を開設した。
利益面では、既存事業で人材確保が追いつかず売上総利益率がむしろ改善したが、一時的なものも含めて2社をM&Aで取得したことによる費用負担から販管費が大幅に増加し、連結営業利益は減益となった。ただし単体では、個別指導教室事業の出店や東海支社の設立などの先行投資を、人材サービスの好調などで吸収して営業増益となった。期初予想との比較では、売上高はM&A効果により過達となり、一方、単体の教育人材支援事業の自治体向けが想定以上に伸びたことでM&A費用を吸収、営業利益も過達となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
《HN》
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